そいつを利用しろ
個人的に勝手に敬愛しているひざのうらはやお氏の記事を読んで、触発されるものがあったので雑に記す。
houhounoteiyudetaro.hatenablog.com
『存在しない読み手』『わかりやすさの磁力』という考えに触発されたので僕も自分のことをつらつらと書いてみる。
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『ラブホテルアンソロジー「満室になる前に」』寄稿
・ラブホテルに入るまでと、出てからの2場面を小説の全部もしくは一部とするもの
(※ここでのラブホテルの定義は、風俗営業法などで定められているような厳密なものではありません。読者に「想起」させられればOKです)
ただし、短い回想を除いて中の出来事を書いてはならない。
そんな規定のもとで書かれた作品集『ラブホテルアンソロジー「満室になる前に」』に拙作『家族不在』を寄稿しています。作品集の主宰はごうがふかいなHDのひざのうらはやおさん。
「満室になる前に」5月6日(月、祝)開催の『第二十八回文学フリマ東京』にて頒布される。A5判2段組み、102ページ、800円。
頒布場所は『 シ-11 』ひざのうらはやおさんのごうがふかいなHDで。
ラブホテル。
それは、人々の夢を形にする場所。愛を紡ぐ場所。
つかの間の憩いの場。本作品集は、「ラブホテルに入るまでと、出てから」という場面を描いた、7名によるアンソロジーです。
運命が交錯するその場所をご覧ください。(文学フリマWebカタログより引用)
作品と執筆者は次の通り(敬称略)。
- 『ひとでなしの熱い一夜』藤ともみ
- 『花売りのむすめ』ひのはらみめい
- 『にいちゃんのいうことには』madeleine
- 『神はサイコロをふらない』ひざのうらはやお
- 『想いは水色』泉由良
- 『精米』オカワダアキナ
- 『家族不在』シワ
シワの『家族不在』はある母との関係に悩む息子のお話。
1万6000文字弱の短い作品なので、あらすじらしいあらすじというか、自作をどう紹介してよいか、例によって売り所がわからぬ(書きたいように書いた)ので、それだけ書いておく。
例によってといえばもう一つ。やはりこれも規定の文字数ぎりぎり(4000~1万6000文字)となった。いつだってスペースをめいいっぱい使ってしまう。
私のことはさておき、連休中の文学フリマにお立ち寄りの際は『ラブホテルアンソロジー「満室になる前に」』をよろしくお願いいたします。
作品規定など
houhounoteiyudetaro.hatenablog.com
執筆者など
houhounoteiyudetaro.hatenablog.com
『科学文明の海』ボツコメント
蒸奇都市倶楽部より2019年3月に刊行した雑誌『蒸奇都市倶楽部報 短編集「科学文明の海」』(A5版140ページ500円)の末尾に、自作の著者解説(コメント)を掲載させてもらっている。
参考に一作品分だけ引用する。
『再会は別れの
序 なり』 テーマ:再会勉強の合間に出会い別れる二人の一幕を三つばかり。開戦から終戦、戦後の混乱と激動が続く帝都でありますが、歴史を学ぶだけの者には、そうした一連の出来事が過去の焼き増しに見えてくるのかもしれません。
ですがそれは現実を見ていない者の観念でしかありません。今を必死に生きる人々とっては目の前の全てだけが現実で、他の考えを持つ余裕ないのですから。そんな人々に「過去にもこんなことはあった」と突きつけてなんになりましょう。
なんにもならないから、二人はすれ違うのですが。
かなり近い関連作に『全一なる城の幻と影をおもう』(「小説家になろう」掲載)があります。
なお、この作品は『小説家になろう』でも公開している。
編集に提出した複数案のうち、没になったものを個人的なこちらに掲げておく。
※元の記事名を『落選コメント』としていたが、これだと掲載から落選したように見えるので没コメントへと変えた。
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