初夏の桔梗、立ち葵、ひまわり?
前の記事で触れた松尾橋の西詰に植えられた桔梗。
桔梗といえば秋の花という印象もありますが、実は6月には咲いているものでありまして、9月の半ばまでが見ごろという息の長い花であります。
京都で桔梗といえば、安倍晴明の五芒星(いわゆるセーマン)を桔梗紋ともいうのでありますが、あれは桔梗の花を正面から見た際の五つの角を五芒星の五角に譬えたものだそうで。
また明智光秀の家紋も桔梗であります。これもある意味で京都のつながり。
私は桔梗の花が好きでして、秋の花(としておきましょう)の内では彼岸花と双璧を成します。
蕾の膨らみもどことなく恥じらっているようで愛らしい。
野生の桔梗は環境省のレッドリストに掲載されており、カテゴリは『絶滅危惧II類 (VU)』「絶滅の危険が増大している種」いわゆる絶滅危惧種です。確かに野生種はほとんど見たことがありません。
環境省_レッドリスト(平成31年1月公表:環境省レッドリスト2019:95ページ掲載)
こちらは立ち葵。
こちらは向日葵ことひまわり、の初夏の姿。種の部分が丸っこくて面白い。
いや、もしかしたらひまわりではないかも。植物って似ているのが多いから。
そういえば普通の葵って見たことないなと思ってググったところ、アオイは科の名前でそのものアオイという名の植物はいないようだ。あと葵と聞いて思い浮かぶ葵祭や徳川の葵のフタバアオイはアオイ科ではないと。むろんひまわりもアオイ科ではない。
なんか作り物っぽいバカでかい草。