雑考閑記

雑考閑記

雑な考えを閑な時に記す

追思と心掛け

 今後も即売会などに売り子として参加するであろう身として、昨今の情勢を見て思うところを記す。

コロナの中でものを売るということ

 今後も感染が収まるか見通せない中で売り子をするとして、やはりものを売る側として感染防止策は避けては通れないだろう。運営や会場に対策を任せきりではあまりに無責任というもの。私が売り子をするイベントはコミケットではないが、それでもあの「全員が参加者」精神は大事だと考えている。

 参加者の一員として自分がものを売る立場になるのだから、そこには当然ものを売る人間としての責任が生じてくる。すなわちこの状況では「感染対策を」となるわけである。

 

 私はイベント運営の立場になったことはないが、もしどこかのイベントでクラスターが発生したら、非難の矛先がイベントとその運営に向くのは容易に想像できる。それを思うと実に忍びなく、そうならないように可能な限りの対策を行って会場へ行きたい。逆にいうと私自身が対策を取れないなら行くべきではないと考えている。

 

売り子やサークルとしてできる感染対策

 心構えはさておき、実際に現地で売り子をするには個人で取れる対策の考案とそれを実行に移すための準備だ。

 仕切り(パーティション)や本を封入する袋など、想定される必要な道具を整え、会議室(というか長机)を借りて設営の予行演習を行う。

 この予行演習はすでに実施済みで、その様子は別途でお伝えする。感染防止に取り組んでいるという姿勢はしっかり目に見える形で公表しておきたいからだ。

1月13日追記:予行演習の様子は直下の記事となる。

ks2384ai.hatenablog.jp

 

 むろんこうした設営面とは別に、マスクないしフェイスガードの着用、売り子の人数を限る、しゃべらない、会場での食事を避けるなど、人的な面での対策も行っていく。

 予行演習も一度で不安なら二回目三回目があってもいいだろう。

 

 ところでこうした一連の対策は、私自身が参加者として勝手に自分に責任を感じて課しているだけの話である。他の参加者も同様に対策をしろ、と同調や圧力を求めるものではない。

 そもそも私が行わんとしている対策とて万全か、完璧かと問われたら、どうだろうかという不安が残る。こういうものはそれぞれができる範囲で対策を行って感染防止に努めていくしかない。

一番の対策

 ちなみに一番の感染防止策は会場に行かないこと、すなわち欠席である。

 少しでも直近の感染状況や、会場における自他の感染対策に不安を覚えるのならば欠席する。たとえ決断が前日になっても構わない、いつでも「欠席」という選択を視野に入れておく。これも大切な感染対策だとしっかり認識し、躊躇なく採れるようにしておきたい。

 

 新常態という言葉は日常がじわじわ侵されていく感じがしてあまり好きではないのだが、感染対策については新しい良識として身に着け、習慣化せねばやむを得ない状況になってしまった。流行前のような状況に戻ってくれるのが一番ではあるのだが、神頼みならぬコロナ頼み、なかなかそうもいかないようで。

 未来は読めないが、各々が置かれた状況で前向きにやっていきましょう。